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今回のユベントス移籍は様々な話題を呼んだ。イグアイン自身の体型やイタリア国内の北と南の歴史的な関係などもそうだが、注目はその移籍金である。まず、最初のヨーロッパを代表とするビッグクラブへの移籍となったリーベルプレートからレアルマドリード移籍時の移籍金が1200万ユーロ(約20億円)とされる。レアル・マドリードでの活躍により、ナポリ移籍時には3700万ユーロ(約48億1000万円)が支払われたとされている。
そして、今回のユベントスがナポリに支払った移籍金は9000万ユーロ(約104億4000万円)とされ、セリエA史上最高額となった。それだけでなく、世界全体を見ても、ウェールズ代表ギャレス・ベイル(トッテナム→レアルマドリード)、ポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド→レアルマドリード)に次ぐ、歴代3番目となる高額な移籍となった。また、年俸もチーム最高額となる750万ユーロ(約9億1900万円)となり、ナポリ在籍時の550万ユーロ(約6億9000万円)をはるかに上回る金額での契約となっている。
一方でナポリファンの怒りは爆発。Twitterやfacebookを始めとするSNS上はイグアインの移籍に対する批判で溢れかえった。あるサポーターはユニフォームを破り捨て、また別のサポーターはユニフォームを焼却。ゴミ箱に着せられたユニフォームの写真まで見受けられた。